ガンバ大阪vs川崎フロンターレ

都倉にチケットを取ってもらってナビスコの決勝を観に行った。
久々に目にする超満員で、聖地ナショナルスタジアムは最高の雰囲気だった。欧州ではおなじみの動く宣伝も初導入され、新アンセムをm-floに依頼するなど、映像も音響もこだわっていて、ナビスコ決勝ってこんなに大掛かりなものだったんだ・・、とちょっぴり感激。数週間前から渋谷の駅のポスターもナビスコ一色だったし。。

やはり選手層の厚さに差があった。それは選手の「数」ではなく、「質」において。フロンターレも『中村憲剛→ジュニーニョ』というホットラインはさすがだが、テセも経験が浅く、ベンチの切り札に脅威がない。家永とバンちゃん(後半ロスタイム出場)を使わなかったガンバの選手層の厚さには脱帽。そして、その選手の「数」だけではなく、「ポリバレント」な選手が多いという点がさらに選手の層を厚くしていた。試合を決定付けたシステム変更も、まさにポリバレントの成せるわざであったといえるだろう。
前半は、徹底してDFラインの裏にジュニーニョを走らせる川崎に流れが傾く。だが、後半が始まって、SSの目の前にいる加地を見てて、「変な場所にいるな・・」と思っていたら、橋本が右サイドにいる。加地がCBの4枚かと思いきや、なんと後半からガンバは「練習でもやったことがない」という3バックにシフトチェンジしていたのだ。高い位置に出た安田の決勝点は、このシステムの変更がもたらしたものだった。

悲願の初戴冠とはならなかったが、ACLにナビスコ準優勝と、川崎(と都倉)の今後の活躍に期待しつつ、秋晴れの聖地を後にした。

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by marc_keio
| 2007-11-04 21:41