<   2007年 06月 ( 12 )   > この月の画像一覧

聖地でバラバラになった部員たちの想い。
すべてを背負って、90分間1プレーも見逃しはしまいと、ピッチで起こるあらゆるドラマを網膜に焼き付け、メモを取った。


死力を尽くす。


そんな言葉があるが、早稲田と壮絶なスコアレスドローを演じた慶應はまさに死力を尽くした。死力を尽くしたからこそ、感動した。だが、死力を尽くしたからこそ、勝てなかったことがショックであり、ぞっとした。


「最悪のコンディションだった」と語る大榎監督の言葉。

「同じ戦いを後半できなかった」という未熟さを痛感する淳司の述懐。


この埋められない差はどうしたら埋められるのか。
そして、なぜ引き分けたのか。勝てなかったのか。負けなかったのか。徹底検証することが、俺の役目だと思う。

試合後に話を聞いた早稲田の大榎監督、川淵キャプテン、五輪代表監督の反町さん、そして来週アポを取ってある兵藤慎剛と鈴木修人。慶應イレブン。

彼らの証言から浮かび上がる、壮絶なスコアレスの真実。

早稲田が犯した最大の過ち。鈴木修人が抱えていた前半の痛み。後半20分過ぎ、冨田と高橋が交わした驚きの会話の内容。大河の胸に秘められた違和感と焦り。ベンチから横川を送り出す際に見せた李監督の本当の姿とは。


聖地の夜、ピッチでは何が起こっていたのか。


すべてを書く。
[PR]
by marc_keio | 2007-06-25 10:52
「答えは教えないよ」

それが口癖だった。
今宵は、汐留の中華(電通の近所ということで)で、敬士の紹介で北京五輪サッカー代表監督の反町さんとご飯。

新旧慶應サッカー、「3-4-3」システム論、キミをプッシュ、中田英寿について、大学サッカーの意義、大河&織茂をプッシュ、練習メニュー構築論、オシムジャパン裏話、スポーツライターについて・・・

とにかく話題は多岐にわたったが、自分の未熟さを痛感させられた濃密な240分。この人は単純に頭が良いのかな・・・と舌を巻く思いだった。

練習メニューやシステムについて質問をしても、ヒントは与えてくれるし、面白い話を聞かせてくれるけど、正解は自分で考えろと言われつづけた。聞きたいことの半分も聞けなかったような気がするが、日本サッカーのトップで、オシムとともに代表を支え、北京五輪代表を待ち受けている激闘に向けて準備をしている人物。ソリさんと話せたことで、目指すべき場所のレベルをよりひとつ高く設定しなおすことができた。

来週の代表合宿を見に行こうと思う。
c0119546_23391689.jpg

[PR]
by marc_keio | 2007-06-18 23:42 | my life
「コーヤッテ飲ムトキハ、サッカーノ話ハシナインダヨ俺ハ」

この言葉とともに乾杯ではじまった李さんと友さんとの飲み会。
アイリーグ前夜、トップの練習後、いきなり、

「早ク着替エロ」

と言われ、ついていくと恵比寿の焼き鳥屋に。

「明日アイリーグなんであんま飲めないっすよー」

そう言って遠慮する俺に、

「選手ノミンナガ今夜ハ飲メナインダカラ、オマエガミンナノ分モ飲ンデアゲナキャ」

とメチャクチャなこと言ってひたすらホッピーを勧めてくる。
「サッカーの話はしない」と宣言されたテーブルでは、友さんの片想い、李さんの大恋愛の末の結婚、日韓の文化論、パクが在日かどうかの議論(笑)・・・4時間におよぶ会話は尽きることがなく、けっきょく最後の2時間はサッカーの話に・・・。

前日にジュニアの早稲田戦のビデオを見ていてほとんど寝てなかったオレは、その日10時からA2のミーティング、そのままトップの練習に出て朝ごはんから何かを食べることを忘れていて、気づいたら空腹と寝不足と疲労と日焼けでぼんやりしてた。

そこにホッピー、生中、焼酎まで入ったところで、世界がぐるんぐるん回ってきて、お化粧室に行くときも、他の客の椅子に何度かつまづいて睨み合いになるほど足元がフラつく始末。


皿に盛られた焼き鳥の串に通された肉のひとつひとつを指差しながら、

「誰ニデモ理想ノサッカーハアル。デモ、与エラレタ材料デ料理シナクチャナラナイ。ドーセナラ美味シイ材料ガソロッタ高級ナ店デ食ベタイト思ウヨナ?」

という李さんに、友さんは、

「僕はこう思いますよ。『どこで食べるか』じゃなくて、『誰と食べるか』だと思います」

「それはサッカーにたとえると、どーゆーことになるんすかね?」と俺が余計な相槌を打つばっかしに、

「ワカンナイ。飲メ」

「もーう無理っす」

「ンー?ドコデ食ベルカジャナクテ、誰ト食ベルカデショー?オレト飲ンデモ美味シクナイッテコトー?」



「・・・うぃっす」


こんな調子で盃を重ねて、合宿所やマユコやキバヤシに酔っ払って電話をかけてたらしい。
すいませんでした。最後に、酔っ払いつつも李さんが握手を求めてきて、言われた言葉が忘れられない。

「信頼シアウタメニ、何デモイイカラブツカッテコイ。コイツ(友さん)モ、4年ノ後期ニナッテカラヤット自分ノ意見ヲイッテクルヨウニナッタ。オマエハマダ3年ナンダカラ、イマノウチカラチームノタメニ正シイト思ッタコトヲナンデモイッテキテホシイ。」

いまの4年生のスタッフも、もちろん選手のみんなも俺に遠慮してる、と李さんは言った。相手を尊重することを今年李さんは自分自身に課している。


信頼は、ぶつかりあって築くものだ。


c0119546_11213966.jpg

[PR]
by marc_keio | 2007-06-18 11:45
いま、ジョギングから帰ってきた。

最近、毎日走りに行く。外が暑ければ暑いほど、太陽の臆面もないまぶしい光が窓の外に見える日にこそ、外に走りに行きたくなる。

なぜ、そんな衝動に駆られるのか。

近くの広い芝生の公園で上半身裸になって空を見上げながら、昨日のアイリーグの試合を思い出してぼんやり大の字になって考えていたら、すこしだけわかったような気がした。

アイリーグ開幕戦は、法政大学と。
立ち上がりに攻め込まれて取られた1点を前半のうちに取り返して、後半立ち上がりに逆転。相手が一人退場し、たたみかけようとしたところでうちも一人退場。10人対10人の攻防を後半ラストに押し切られて、2-3の逆転に次ぐ逆転負け。

日曜日の午前の公園。
2人の娘がたわむれるのをゴロンと横になって見守るパパがいたり、2人でベースボールやってる外国人の親子がいたり、一人でベンチに坐ってるスーツの男、上半身裸になって寝転がって新聞読んでるオジさん、家族づれ・・・。下田ではみんなちびっ子とサッカーしてるんだろうな。いろんなことを考えながら、オレも寝転がって音楽聴いてぼんやりしてた。なかなか落ち着かない肺、脈拍。止まらない汗。マジ美味しい黒いコーラ。


このまえ、夜の下田で、ふと一人でグランドに出てみた。まだ照明がついていて、静まり返ったグランドだった。そこに踏み込むのもためらわれるような気もするほどで、誰もいないグランドもいいなと思った。緑のピッチ。直角に整えられた長方形のグランド。ペナルティエリアがあって、センターサークルがあって、2つの白いゴールがある。

緑の海。

神聖な舞台。22人の男しか立つことができない場所。どんなシナリオでも実現可能な、何が起こるかわからない場所。

アイリーグで戦うみんなは、すごい輝いていた。雲ひとつない空だから、なおさら、そこで1点の重みをかみしめながら戦う22人の人々がまぶしくみえた。勝たせたいと思うと同時に、うらやましくて仕方がなかった。負けることができない試合をギリギリの状態で戦うことが、もう自分にはできない。もうピッチに立つことはできない。自分で決めた道だから、後悔はない。

だからこそ、オレはこのチームを勝たせることに絶対に全力を傾けることをしなければ、気がすまない。そう思った。グラマネになるか選択を迫られているとき、ずっと聞いていた曲がある。ミスチルのHERO。


たとえば誰かひとりの命と
引き換えに世界が救えるとして
僕は 誰かが 名乗り出るのを
待っているだけの男だ

でもヒーローになりたい
ただひとり 君にとっての
ちっとも謎めいてないし
いまさらもう秘密はない



ずっとヒーローでありたい。このチームにとっての。選手は、ピッチに立つことだけを考えてくれればいい。このチームが勝つために、どうしたら勝てるか、アマチュアではあるけど、プロのコーチ以上の情熱を持って、俺はあと1年半、ピッチで戦う選手以上に戦うつもりだ。

そんなことを思いながら、広い芝生に横になって、空を見上げながらわかった。最近、無性に汗をかきたくなる理由が。


今から下田へ向かいます。
[PR]
by marc_keio | 2007-06-17 13:08 | my life
ジュニアリーグ最終節vs早稲田戦。0-6で敗れる。

◇慶應義塾
前島 尭斗志
波握 辰弥、杉本 靖、土屋 俊明
佐々木 祐一郎、武田秀太郎、清水 大輔、小坂井 深
塩津 直輝、高木 裕隆、平橋 潤一

◇早稲田
河野 猛
岡根 直哉、服部 大樹、中川 裕平、野田 明弘
岩田 啓佑、中野 遼太郎、中島 健太、中野大輔
中川 翔平、飯田 圭成

前半 0-3、後半 0-3

c0119546_21592258.jpg


「個の力量の差を克服するには、やはり何かを“徹底”するしかない。」


アテネでのCL決勝について書かれた記事があり、コンビニで立ち読みしながら、「そのとおりだな」と思ったのは昨夜のこと。
どーして、今日早稲田に対してもっと具体的に何かを徹底することを選手たちに強く課さなかったのか・・・と後悔してるし、申し訳なかった。

ミランに対して個の力で劣るリバプールは、とにかく引いて中盤のスペースを消すことに全勢力をかたむけた。その結果、アクシデントのようなインザギのゴールで失点するが、前半を良い内容で終えられた。
それは、『引いて、相手の良さを消す』。『取ったら素早くサイドチェンジをする』ことを“徹底”していたから。

ただ、監督の“胆力”が勝敗を左右したと書かれていた。
徹底することがどこまでできるか。引いて守って相手の良さを消していたリバプールが、徐々に焦って前に向かい始める。
ベニテスとアンチェロッティ。
チームとしても、どこまで我慢して自分たちの決めたことを徹底できるか。

明日だ。


c0119546_21562322.jpg

前列左から2番目がキミ、後列一番右が遼太郎。

試合後、遼太郎と話した。

まーく 「こんちわ」

なかの 「あっ、こんちわ。うわっ、マジ似てますね。」

まーく 「早慶戦でるの?」

なかの 「出れないっすね~」

まーく 「がんばれよ」



個の力の差・・・。なにが違うんだろう・・・。

ジュニアの後、早稲田トップの練習がはじまった。
小さなカラダで楽しそうにボールを追っている鈴木修人をぼーっと見つめながら、
ずっと考えてた。
[PR]
by marc_keio | 2007-06-13 21:29
ジュニアの早稲田戦まで、あと・・・14時間くらいかな。
眠れない。このまま作戦盤を愛撫しながら夜を明かそうか。

「シュトーすごいよ」
「ソリグバはやばいっしょ」
「まつもとれい出るんじゃね?」
「ヤマシューもくるっしょ」
「なかしまけんたは?」

おしゃべり好きなソッカー部のみなさんは、
ひたすら早稲田のメンツを気にしてたけど、
とりあえず兵藤さんと修人さんだけ出てこなければ大丈夫。
塗師までは出てきても大丈夫だから。
右もいる、左もいる、前もいる、オレもいる。だいじょーぶ。

出来る、出来ないではない。
やるか、やらないか。
やらなければ負ける。
やれば勝つ。
最後は気持ち。

これキバヤシさんの言葉です。

c0119546_0544149.jpg


そして、このまえグランドに来てくれた僕らの永遠の酒将・松井拓未は、
オレにこう言い残していった。


「ヤマ、もう大学生になったら、フィジカルもテクニックも上がったとしてもたかがしれてんだよ。」


これと同じことを以前、櫻井トモさんも言っていて、
このあとにトモさんはこういいました。



「だから、タクティクス(戦術理解力)を上げるしかないんだよね」



一方、酒将はこういいました。



「だから、おまえが熱い気持ち、
選手の闘うモチベを引き出してあげなきゃいけないんだよ」



どちらもそのとおりだと思うし、
どちらも胸に深く刻んだ言葉だけど、
明日は、松井さんの言葉に重きを置いて闘うつもり。

早慶戦の前哨戦とかジュニアリーグとか関係ない。
ピッチは、いつも長方形で変わることはない。
そこに22人の熱い気持ちを持った選手が立てば、どんなシナリオでも実現可能だ。
「勝利がすべてではない」と戒められても、明日は勝つしかない。


こんな感じの試合になるといいな↓
c0119546_0483253.jpg

[PR]
by marc_keio | 2007-06-13 00:41
今日は、【クラブユース2次リーグ第2節】、
FC東京ユースの試合を見に行った。
キミ(オレの弟)は右サイドバックで先発出場。

「試合前に打った鍼で開始15分は右足に感覚が無かった」

というキミはミスパス連発。
前半30分過ぎに交代・・・


と思いきや、交代選手のほうにテクテクと歩いていって、
サイドライン際で水分補給。。。


先日見に行ったマリノスユースの試合前にメールでキミは、
「多分今日は(マリノスは)20対0だよ」と言っていたが、
その日マリノスは「2-0」で辛勝だった。

今朝も家を出る前にキミに予想を聞くと、
「今日はリアルに20対0だね・・」と過信でもなく冷静に宣言。
相手のチーム名は、「FCくりのき」・・・笑

c0119546_22594875.jpg


FC東京のサッカーやキミのプレーぶりも見たが、
今日オレが注目したポイントは、


“格下”の戦い方。


先日の総理大臣杯2回戦でも、
神大が素晴らしい戦いぶりで早稲田を破る“波乱”があったが、
最近のオレのマイブームは、


“波乱の起こし方”


を徹底的に研究すること。

つまり、今日は“格下”のFCくりのきが、“格上”のFC東京をいかに攻略するのか。
攻略せずとも、いかに攻略しようと戦うのか、
その答えはもしかしたら前半にしか見られない・・と思い、
なぜか黒いコーラを片手に集中して観戦。。。

c0119546_22342296.jpg


蛇足だが、

「波乱」

の語源は、「乱波」だと思う。
なんの根拠もないが、そう思う。

「乱波」とは“ラッパ”と読み、「忍者」のこと。
火事を起こしたり、妖術を使って暗躍する「乱波」は戦国時代、人々に怖れられた。

「波乱を呼ぶ」とか「波乱が起こる」という言葉の語源は、「忍者」だと思う。



だから・・・、「波乱の起こし方」その①

  『忍者みたいに戦う』w

要は、『相手を攪乱(かくらん)する』ということ。攪乱できてこそ、波乱を起こせる。

その方法は“前プレ”でもいい。
奇策ともいえる選手選考でもいいし、奇抜なシステムでもいい。
相手をかき回すことができれば、格下にも勝機がおとずれるというものだ。

かき回すためには、
世界でいったらカイトやベラミー、日本でいったら巻、マリノスでいったら坂田が必要。
つまり、前線から犬のように追い掛け回すFWが必要かな。

そして冷静に中盤でつぶす。中盤でひろう。中盤を支配させつつ制圧する。
女に掌の上で転がされながら、実は転がしてるみたいなねw

c0119546_22343796.jpg


この日のFCくりのきは、とにかく引いて守ってカウンター狙い。
だが、そのカウンターの一貫性がないところが惜しかった。

開始早々にカウンターから攻め込み、ペナ外から弾丸ミドルを放って、
ポストを激しく叩き、逆サイドのポストをかすめて外れていった惜しいシュートがあった。

その後もひたすら守りに守って、
カウンターでいくつかフィニッシュまで至るなかなかの戦いぶり。

一方、FC東京はU-18の椋原、井澤、U-17の山浦を中心に
完全にボールを支配するが(たぶん支配率7割強)、点が決まらない。

たまらずベンチは前半30分過ぎ、
いまいち機能しているとは言いがたい右サイドに選手を投入。

そして、前半終了間際、コーナーキックから山浦のヘディングで先制。
せっかくゼロに抑えていたFCくりのきの選手も父兄もガックシ・・・。



波乱の起こし方その②として、やはり、

  『前半はゼロで抑える。』

ゲームプランを進めるうえでも、なんとしてもゼロで折り返したい。

c0119546_23275081.jpg


この試合を決めたのは、“後半の立ち上がり”だった。

終了間際に失点したとはいえ、
しっかり引いて守って失点を「1」に抑えて折り返したFCくりのき。

後半から1点を取り返すために攻めるにしても、さらに守ってカウンターを狙うにしても、
後半の立ち上がりは大切だったのだが、ここで彼らはボケる。

集中力の欠如か、後半立ち上がりに淡白な守備で2失点してしまう。

これで試合は決まった。
あとはFC東京が怒涛のパスサッカーで大量6得点を奪い、
終わってみれば6-0。



ではでは、波乱の起こし方最終章③としては、


  『インプレッションオブ立ち上がり』


ということになる。

“立ち上がり”とは、
後半に限らず、もちろん前半も。
デートでも待ち合わせでテンションが上がれば、だいたい楽しいデートになるしね。

だから、立ち上がりが大事。
「スロースタート」なんてレアルのような強いチームだけに許されるもの。


そして、さらには『強烈なファーストインプレッション!を見舞うこと』が重要。
デートでいうなら、待ち合わせていきなりキスしちゃってもいいんじゃないかくらいの強烈なのを。

後半立ち上がりもそーだし、前半の立ち上がりならなおさら、
審判もファールは厳しく取るが、逆にレッドのみならずイエローは出してこない。

ならば、立ち上がりのファーストコンタクトはファール覚悟で厳しめに行くべし。
ファーストコンタクトで、ボールにはいってるんだけど
足ごと刈るスライなんかしちゃって軽く削って、
相手の頭を熱くして、味方の心を熱くすることが重要。

CL決勝で、
開始早々、ロッソネロの闘犬・ガットゥーゾがリバプール選手を削ったとき、
解説者が言った言葉が印象に残っている。


「たしかにファールです。しかし、このプレーで味方の選手は目が覚めるんですよね」


そのとおり。
立ち上がりの熱い一撃は、相手に面食らわせ、味方を鼓舞する。

c0119546_23461027.jpg


6-0で勝利したFC東京U-18は全日本クラブユース選手権出場権を獲得。
準決と決勝は三ツ沢でナイターという激熱な大会。
今年の決勝は「マリノスvsFC東京@三ツ沢」なんてひとりで夢見てるけど、
果たしてどうなるかな。


というわけで、今日は波乱はおきなかったけど、波乱の予兆は前半終了間際まではあった。
今週水曜日、A2はジュニアで早稲田と、22日は早慶戦。

ぜひとも、波乱を起こそうじゃないか。
[PR]
by marc_keio | 2007-06-10 22:48
バックアップのやけに「勢い」のある素晴らしい試合を見ていて、
隣でみていた陽が言った。


「『シンプル=勢い』なんだよね。」


「シンプル=美しい」

と最近思っていたオレは、もうすげーうなずいちゃった。

さらに陽が言う。


「ドリブルの上手い選手がボールを持つと、無駄にコネて、
後ろから見てて、たしかに『あー上手いなー』とは思うけど、『勢い』は感じないよね。」


オシムが使った、「ボールは私物じゃない」という言葉は至言だと、最近ますます感じる。

シンプルにボールをつないで、裏が空いてれば裏に蹴って、

そこにシンプルに、全力で走りこんでいく。

そこには「勢い」が生まれる。

要は、「バカになれ。」

だと思う。

c0119546_7494451.jpg


ドリブルが悪いというわけじゃない。

シンプルに、ドリブルに判断を切り替えて、ギアチェンジして周囲が動き出すことも大切だ。

だが、美に生きる選手の自己満足でしかないプレーは、

それは本当の「美」ではない気がする。

逆にチームとして追求する「美」のなかでは、醜くさえある。





「デザインは足していくより、引いていくもの」

あるお笑い出身の画家の言葉。


「Simplicity is about subtracting the obvious, and adding the meaningful.」
(シンプルにするには、わかりきったことを取り除き、意味があることを付け足すことだ)

あるビジョナリストの言葉。

c0119546_7425946.jpg


極限まで無駄なものをとりのぞき、意味のあるものだけを残す。

美しいサッカーをしたい。フットボールは芸術だ。

Simple is Best...
[PR]
by marc_keio | 2007-06-05 07:48
マリノスと早稲田の試合を見て、家路をたどりながら、ずっと考えてた。

   もっとでかい男になりたい・・・。

でかい器の男に。
旅にでるしかないのか。世界をまわるしかないのか。

でも、
「世界中を周るより、
目の前にいる人と向き合うことが、世界と向き合うことだと思う。」
と言った人がいた。そんな言葉を言える男に。
c0119546_2462725.jpg

松田直樹と鈴木隆之。
いまマリノスでベンチにも入っていない、
かつて日の丸と、ひとつの時代を背負った2人の男を見ていて、
とんでもない男どもだと思った。

“百戦錬磨”どころか、“万戦錬磨”の松田直樹。
W杯に出ることよりも「男の器」をでかくすることを選んでトルコリーグに移籍していった鈴木隆之。

「この人たち、『オレなりの事情』ありすぎだろ・・・」
と思わず笑っちゃうほど堂々と周囲を気にせずサッカーして、ビンビン存在感を放ってる。



もはや人間国宝。



c0119546_3123215.jpg




あるマリノスの選手が、ボランチの位置でボールを受けた。

サッと数人の早稲田の選手が取り囲む。

マリノスの選手は焦って、いまにもボールを失いそうになる。




そのとき、、、




落ちついたコーチングが、マリノスタウンに静かに響いた。

だれにも止められない闘志をむき出しにする男には不釣合いな優しい声が。

ファンから黄色いどよめきが起こる。









「(サポートなら、)右もいる。左もいる。前もいる。俺もいる。だいじょーぶ。」








早稲田に囲まれたマリノスのボランチは、その声を聞くと、

落ち着いて、後ろにいる松田にボールを預けた。


そして、松田の足の裏でボールを止めつつ押し出す独特のトラップ。
久々に見るなつかしいファーストタッチでボールを落ち着けると、
左手を天に、右手を地に向けるようにしてバランスをとりながらふりかぶる美しいフォームで、前線にハイボールを蹴りこんだ。



その松田の落ちついたコーチングの声を聞いたとき、

ああ、この人は超えてきた修羅場の数が違う・・・と、

男の器の正体が少しだけ垣間見えた気がした。



だだっ広い都市のなかの緑の海で、松田直樹の放った放物線を見ながら、
自分でも驚くほど多くのことをオレは感じた。


強く生きるしかないと、

カラダとココロの内から、とんでもないエネルギーが燃えたぎってくるのを感じた。




松田直樹の、どこか悲しげな、優しくてゆるやかな放物線。

その姿と放物線を見ることができるのも、そろそろ限られてくるのかもしれない。

そして、マリノスタウンを後にするとき、いつか肩を並べられるような男になると、誓った。

だから、その誓いが薄れそうになるたび、オレは松田直樹に会いに行く。







マツダとスズキについて書いた文章があります。
車じゃないよ?w
「未来ばかり、夢見るな。」→コチラから
[PR]
by marc_keio | 2007-06-04 02:57
山本昌邦が言っていた。

「勝っていくことイコール選手も伸びていくという相関関係があると思うんです。」
「ああいう大会(アジアカップ)って1試合ごとのかけ算みたいなもので、10倍ずつ経験値が増えていく。足し算じゃないんですよ。」

Iリーグも同じ。
チームとしてやることは統一して、
シンプルに気持ちの強い選手、調子が良い選手に出てもらいたい。
メンバーを固定してチームを成熟させるつもりは、もちろんない。
勝負のかかった試合でかけ算をしてほしい。
[PR]
by marc_keio | 2007-06-02 22:07