2007年 10月 02日 ( 2 )

「フットボールチームが成功するには、百パーセント準備ができていないといけない。百パーセントというからには、それをフィジカル面、技術面、精神面に分割することはできないんだ。選手は心技体の融合体であり、それを融合体のままに発展させるのが私の仕事だ。」

ジョゼ・モウリーニョの言葉である。いま、
「モウリーニョ Porque tantas victorias?(どうしてこんなに勝てるのか?)」
という本を読んでいる。
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文章は和訳がいまいちなために日本語が難解で、モウリーニョのトレーニングの具体例がなく、読み物としてはつまらないが、いくつか興味深いセンテンスが出てくる。中でも、リヨンのティアゴが話したモウリーニョの練習に対する感想がすごい。

「彼の何が違うかって?そうだね、まずは練習の内容が充実してることだ。集中力があまりにも高いので、本当に試合中なんじゃないかと錯覚することがあるんだ。」

モウリーニョの考えを簡単にまとめると、フィジカルや体力の消耗はあるが、最も問題なのは試合中の集中力が途切れること。組織(チーム)としての決まったサッカーを遂行できる集中力こそ最も大切な要因であると。
つまり、この集中力が欠如する精神的疲労や感情的消耗が最も危険で、フィジカルコンディションが悪いなんてことは年間数十試合を戦ってるプロからすればあまり重要ではないという。
そのため、トレーニングもボールを使わないフィジカルは一切なく、とにかく90分集中し続けるトレーニングメニューが課せられているらしい。が、その具体例が載っていないのが謎・・・w

ただ学ぶべき視点、情報はいくつかあった。
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by marc_keio | 2007-10-02 01:22 | my life
将棋でいう“角”の動き。
サッカーでは、ボールに対して斜めに入ってくると、なにかが起きる。
素晴らしい先制点は、ジュリとマンシーニのそのまさに“角”の動きから生まれた。

ヴィオラのホームであるスタディオ・コムナーレ・アルテミオ・フランキに、首位ローマを迎えてのレガ・カルチョ・セリエA第5節。

前半の半分を過ぎたころだろうか。
右サイドでボールを持ったローマの選手(誰だったかな?)に対して、ジュリとマンシーニが斜めに入ってくる。ボールホルダーからジュリへ。ジュリは自分の後方を一瞬ルックアラウンド、パスの延長線上にマンシーニを確認する。

次の瞬間、すごい雨でスリッピーなピッチを滑ってくるボールをスルーした反動を使って、前線へ向けて猛烈なダッシュを敢行した。

ジュリのスルーでボールを受けたマンシーニ。
フィオレンティーナのGKがスルーパスを読んで一歩飛び出しかけた・・・。120パーセントのダッシュでゴール前に侵入するジュリへ素晴らしいラストパス・・・

は出さずに、マンシーニは相手GKの頭上を越えるループをふわりと浮かせると、先制のゴールネットを鮮やかに揺らした。

リビングで一連のプレーに目を凝らしていたオレは、「ループかい!」と大声で突っ込んで母親に笑われた。
素晴らしい先制点。
トッティ欠場でもやることは変わらない。1トップのいない「0トップ」のスペースに走りこむ2人の2列目の選手。しかも斜めの“角”の動き。そしてジュリのスルーと120%のダッシュにつられたGKの頭上を越えるマンシーニのループシュート。
なんともいえない極上のエッセンスが凝縮されたローマのゴールだった。

フィオがCKから追いついて、ジュリーのゴールで勝ち越して、フィオが追いついて2-2のドロ~。そして、次節は・・・、インテルvsローマーーーーー!!!!
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by marc_keio | 2007-10-02 00:11