2007年 05月 21日 ( 1 )

“Scramble Attack”
すなわち、“緊急攻撃”。

今季の横浜Fマリノスが掲げたテーマは、一部のファンから「それよりチームが“緊急事態”だ」と揶揄(やゆ)される対象となってしまっている。
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神大との練習試合に0-2で負けた後、手こずりながらも試合のビデオと悔しさを変換してHDDに詰め込み、それをバッグに詰めこみ、急いで一路日産スタディアムへ。

横浜FマリノスvsFC東京。
早野と原ひろみ。「凡将対決」を拝見しようと、陽ざしの強い2階席にすわった。日曜日の16時キックオフ。終わったら家族でディナーでも行くんだろうか、子供づれの多い日産スタジアムにはざっと2万5000が入り、いざ、ブルーダービー。
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傾きつつあった午後の陽ざしは、やがてトリコリスタたちの後方へ沈んでいき、ピッチは陽ざしの無くなった涼しさと、照明によるライトアップによって激しさを帯びはじめる。

マリノス、敗戦。

大きな何かが不在で、ポッカリと埋められない穴から、冷たいすきま風が吹き込んでいるようなチーム状況。埋められない穴は、別にポテンシャルでもシステム的な要素でもないと思う。トリコロールの誇りが傷つくことを最も忌み嫌う闘将の情熱が、いまの横浜には必要であることは明白だ。

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早野さんと原さんを見ていて、ひとつ感じたこと。
サッカーの戦術云々は監督として当然必要なもの。

ただ、最後に勝負を決するのは、ほとばしるような熱い情熱と、心の底からチームを愛する想い。だから、今季の慶應は強い。だから、水沼さんが就任したときは、一時的にせよマリノスは復活した。そのあとに、それを表現する手段として、そのベースのうえにタクティクスという順序のはずだ。

熱い情熱と、愛に満ちた想い。

それはリーダーとしての土台であり、同時に、最後のところでリーダーの大きさや価値を決めるものであると感じた。

そんなことを悶々と考えながら、来週からもういちどみんなの前に立ちたいと、来週は勝ちたいと、チームを良くしたいと・・・、人の居なくなったスタジアムの2階席で、静かに気持ちを立て直した。

そして、あの男の帰還を願うのだった。
Naoki Matsuda...
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by marc_keio | 2007-05-21 08:02