サハラカップ2007 FINAL

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「“オレたちのサッカー”とは・・・?」




大阪まで行ってきた。

準々決勝(フクアリで観戦)を勝ち抜いたFC東京Yと柏レイソルYが、それぞれ大宮YとG大阪Yをセミファイナルで勝ち抜いて、ファイナルの舞台である「長居スタジアム」に駒を進めてきた。

スタンドにはU-18代表監督や柿谷曜一郎、私服にガンバ大阪ユースの選手たち、次期FC東京監督の城福浩氏などが観戦。城福さんにはフクアリの準々決に引き続き、「尊敬しております。。。」とご挨拶。
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注目選手の情報と出来を簡単に紹介しよう。
来期慶應に進学予定の田中奏一くんにも注目。

c0119546_14393413.jpg◇椋原 健太(以下4選手、FC東京Y)
 来期トップ昇格が内定している東京のファビオ・カンナバーロ。
 この日も、「あと4分だ、集中しろ!あと4分で頂点だ!」というコーチングが長居スタジアムに響き渡るなど、ピッチ内の最終ライン統率は完璧。U18代表にも選出されている。


c0119546_14421723.jpg◇大竹 洋平
 この選手も来期トップ昇格が内定している。トップのGKも取れないというタイミングを外したシュートは逸品。「洋平のあの左足のシュートはワールドクラス」と倉又監督もうなる黄金の左足の持ち主。この日、立ち上がりに得たPKを外すが、東京の危険なアクセントとして存在感を放った。


c0119546_14432991.jpg◇井澤 惇
 来期から東京を出て甲府へ。膝に爆弾を抱えながら中盤を支配。チームをベスト8に導いた千葉SC戦を最後に爆弾が爆発。ベンチスタートを余儀なくされるが、チーム内における存在は誰もが認めるところ。この日もラスト3分でピッチに送り込まれ、ピリリとほろ苦い勝利の美酒の味を噛みしめた。

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◇田中 奏一
 来期は慶應義塾大学に進学予定。
 華奢な身体だが縦へのスピード感は目を見張るものがある。この日も、再三山浦とのコンビネーションから柏左サイドを脅かす。


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◇山浦 公裕
 精度の高いキックは、自称「ピルロ級」。この日も、その自慢の右足から決勝点をアシスト。このアシストに関しては自称「ベッカムばり」だった。




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「柏のポゼッションサッカー」と、「東京の個の力」。
試合前、どちらが勝っても初優勝となる決勝をメディアはそう位置づけた。
リトリート気味に対応して敗れた準決のガンバ大阪。この日の東京は、前線、中盤でハイプレッシャーを仕掛ける。「倉さん」と選手たちから慕われる監督の指示は、「いつもどおり前からいこう!」。その結果、柏にほとんど効果的なパス回しを許さなかった。

「鋭いカウンターサッカー」や「人とボールが動くサッカー」など、“自分たちのサッカー”の「型」を持つことは大切なことである。だが、もしその標榜とするサッカーが通用しなかったとき、うまく機能しなかったとき、どれだけ多くの“引き出し”をチームとしても個人としても持っているかが重要である。

この日、柏は「自分たちのサッカー」にこだわりすぎた。
前からくる相手を下げる効果的なロングボールが少なく、パスを回すことにこだわりすぎた感はあった。「こだわる」というよりも、ずっとやってきた“自分たちのサッカー”に自縄自縛となったまま、“引き出し”の開け方にも気づかずに敗れ去ってしまった。

それにくらべ、東京は前評判どおりの「個の力」で勝った。最終ラインは椋原が統率し、攻撃では左の大竹がドリブルでアクセントとなり、右の山浦が攻撃の起点となるパスを繰り出して決勝点を演出した。

「クラさんを男にしたかった。」
2ゴールをあげた岡田の談話である。

We’re TOKYO、We’re TOKYO・・・

サンタの帽子を投げて騒ぎながら、謳(うた)う彼らを見ていると、システムも型も「勝利」という大目標の前ではツールでしかないことを思い知らされる。“オレたちの東京”という誇りを成就させるために、最大限の“引き出し”を披露してみせた東京ユースが、倉又監督を胴上げしてイブの日に堂々たる初戴冠を成し遂げた。

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Jリーグ公式サイト サハラカップ記事
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by marc_keio | 2007-12-30 14:56 | football