オリンピアコスvsレアル・マドリー

c0119546_2210869.jpg以前、テレ朝の角沢アナの実況をため息混じりに批判したが、スカパーの『倉敷保雄×金子達仁』ってのもけっこー聞くにたえないです。サッカーを「知っている」と自負すること、これが最もサッカーにおいて恐ろしいことだな・・・と最近しみじみ思う。『サッカーに関することはすべて悟りきってます』というような2人の鼻持ちならない実況と解説を聞いていて、自分を戒めました。




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幼稚園生の草サッカーからも学ぶものはあるし、サッカーに正解はない。すべてのサッカーとサッカー選手に、またサッカーをまったく知らない人たちの感想にこそ、サッカーの発展の可能性が隠されていると思う。
だから、「サッカーを極めた」なんて日は一生訪れないし、でも、いつまでも「サッカーを極めたい」という想いに対しては、真摯でありつづけたい。

c0119546_22505720.jpg海外の様々なテレビ局が製作を担当するUCLの映像。スタジアムの各所に設置されたカメラが様々な映像をひろってくる。

激昂する監督、それを抑える第4審、なにやらヒソヒソ話をして笑いあうベンチのサブの選手、スタンドでキスするカップル、ビールを飲む金髪美女、もちろんピッチ上の選手たちの様々な表情も、カメラがひろってくる。

各カメラがひろってくるそれらの映像を切り替える「スイッチャー」という仕事。映像を切り替えることを「スイッチングする」というのだそうだ。

以下、UCLの『レアル-オリンピアコス戦』の序盤のやりとり。


「なんだか、きょうのテレビ局のスイッチャーはやたら映像を切りかえますね~。」
「しかも抜いてくる映像はどれもイマイチですよね。。。」
「策士、策におぼれるようなスイッチングをしてきますね」
「試合が冴えないからかなー」
「アハハ、そうかもしれませんね、頑固職人がつまらない試合を見て渋々やっているような感じです」
「なんかJリーグ初期のころのスイッチングを見ているようですね」


どんな中継だよ(笑)
サッカー知ってるならサッカーを解説してくれ。こんなやりとりをしてる間にも素晴らしいパスや動き出しが展開されているのに、いわゆるサッカーの『識者』のお二人は「スイッチャー」の抜いてくる映像の善し悪しを延々と吟味している。

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レアルから多くの得点を奪っているオリンピアコスのFW・ダルコ・コバチェビッチが前線でキープすると、「おーーー、弁慶のような立ち回りでしたね」と実況。「さすがダルコだねー」と金子さん。やたらコバチェビッチのことを「ダルコ」と呼びたがる。
挙句の果てには、「つまらない前半でしたが、あえて前半の感想を」との実況のフリに、「ハイライトいらないんじゃないの?」と金子さん・・・苦笑。

スカパーも、角沢アナとトントンでした。
日本サッカー(メディア)の発展もまだまだ先は長いな・・・と思わされたCL観戦でした。。。
試合のほうは0-0のスコアレス・ドロー。
フェルナンド・ガゴとセルヒオ・ラモスに最近ハマってます。
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by marc_keio | 2007-11-12 22:34