ユベントスvsインテル

イタリアダービーはズラタンへの激しいブーイングから始まった。臨場感マックスなHV放送は、デッレ・アルピの高揚を極東のリビングにまで直に伝えてくる。首位インテルを勝ち点4差で追走するカルチョの盟主・ユーヴェが、どこまで肉薄できるか。「勝てば、これは面白くなります」と実況が何度も強調する。もちろん、「ユーヴェ」が勝てば、「セリエA」が「面白くなります」ということだ。

繊細なのか適当なのか、あやしいラインコントロールでインテル2トップを度々オフサイドに落としこむユーヴェの最終ラインだが、やはり先制点はしっかりそのラインの裏を衝かれる形で生まれた。クルスが飛び出し、ブッフォン及ばず、インテルが先制。
c0119546_22384099.jpg

前半を0-1のスコアで終えると、後半途中でユベントスの指揮官・ラニエリが動く。イアクィンタ、カモラネージを投入して、この采配が見事的中。ユーヴェがイアキンタのクロスからカモラネージのゴールで追いついてドローに持ち込んだ。
試合終盤にはズラタンとキエッリーニが再三子供のようにやりあうものの、真剣勝負が荒れることなく内容の伴ったダービーとなった。
c0119546_22233346.jpg

後半途中、ボールを奪い返しにいったネドヴェドがフィーゴに後方から激しいタックルを見舞う出来事があった。うずくまるフィーゴ、警告の対象となるネドヴェド。その後、フィーゴは一度ピッチに戻るが、やはり動けずに交代。スタジアムの廊下をスタッフの肩を借りてロッカールームへと引き上げていくフィーゴが映し出される。

フィーゴは骨折していたという。そして、すぐにその夜のうちにネドベドが謝罪したという。ブッフォン、デルピエーロ、ネドヴェド、フィーゴ・・・スタープレーヤーは“ベテラン”となって、すべてを手に入れたにもかかわらず、未だ何かのために走り続ける。

どんなに情熱や闘志で火花を散らしても、プレーが「OFF」になれば手を差し出し、歩み寄る。ビックゲームには、勝利至上命題の激しさが付き物だが、ビックゲームであればあるほど、その合間にジョカトーレとして、フットボーラーとしてのフェアーな紳士の“振る舞い”を見ることもできる。
ズラタンとキエッリーニには見習ってほしいものだ。まぁ、彼らの性格もあるんだろうが・・・。
c0119546_22571452.jpg


http://www.juventus.com/
「フィーゴ骨折でネドベド謝罪『ワザとではなかった…』」
[PR]
by marc_keio | 2007-11-06 22:55