気持ち

「下田のオシム」にご飯につれてってもらった。
話は自然とソッカー部のことに。
そして、A2について、宮沢さんが一言。


「外から見ていて、なんだか一体感がない。」


オレがバックアップの指導をひとまず終えて、A2を見るようになったのが5月15日。
あれからもうすぐ2ヶ月がたつが、「一体感」を感じたことはあっただろうか。。。
A2がするサッカーに、満足したことは一度もない。雰囲気も。
いつも、何かが足りない。
むろん、一体感を感じて感動したこともない。

自分自身、A2を一つにまとめようとしてきたのかも、正直よくわからない。
追求するサッカーはある。前進もしてる。選手も上手くはなっている。
でも、なぜか試合をしても心に響かない試合になる。

なぜか。





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井の頭線に揺られながら、ずっと考えてた。
明日はアイリーグ。ここまで1勝2敗。内容はほとんど無い。
調子の良い選手を使ってきた。気持ちの強い選手を使ってきた。
でも、なぜか観ている者の心に響かない試合になる。

なぜか。

A2というチーム。
上手い。何かを持っている。将来がある。実績もある。
でも、現状としてA1に上がれない選手の集まり。
ずっとA1の壁にぶつかって超えられない選手たちが実力で上回り試合に出て、
バックアップから這い上がってきた選手達もいる。

A2にいるということは、目指すのはトップチーム。
技術が足りないから、能力が足りないから、経歴が違うから・・・
だから、A2にいる。だから、A1に上がれない。

なら、A1に上がるために努力してるのか。
技術が足りないなら、能力が足りないなら、経歴が違うなら・・・、なら、
アイリーグに出るために頑張っているのか。

2時間の練習ではみんな頑張っている。
特に今週は本当に最後まで高い負荷のなかで激しい競争が繰り広げられた。
でも、それ以外で本当に努力してるのか。A1の選手より。

アイリーグ。
今年は夏に開催される。
関東リーグもない。ジュニアもない。
慶應義塾の代表として戦う唯一の公式戦。
そこで勝つために、悩んでいるのか。
スタメンで出てる選手はもっとチームを引っ張るべきだろ。
下を見るな。上を見ろ。

アイリーグで良いサッカーをして、勝って、その中で自分が輝かなければ
上にはいけない。

欠落していたもの。
それは、どんなことをしても這い上がってやるという「気持ち」。
現時点で、オレはそういう結論に行き着いた。

技術が足りない、経験が足りない、能力が足りない、経歴が足りない・・・、
なら、いま出せるのは「気持ち」しかない。

「気持ちなら、トップで通用します。」

胸を張って手を挙げて、そう言える選手はいるのか。
バックアップには、いるかもしれない。
でも、A2にはいないと思う。


ある小説のなかで、登場人物がこんな言葉を言った。



「自尊心より、大切なものを持って生きにゃぁいけん。」



至言だと思う。
どんなことをされても、どんなにプライドを傷つけられても、何物にも譲れない大切な何かを目指していたなら、我慢できる。

本当に愛した人がいたとする。
どんな恥ずかしい思いをしても、その人が振り向いてくれるなら、自尊心なんて捨てられるかもしれない。


オレも、自尊心を捨てなきゃいけない。
もう一度、目的をはっきりさせる。

良いサッカーをして、アイリーグで勝つ。
勝つために、さらにもがく。
勝つことがすべてではない。でも、勝つためには良いサッカーをしなければ勝てない。

その「気持ち」を引き出すのが、オレの役目だと思うし、それが、慶應というチームだと思う。
明日、ピッチで、なにかが変わるはず。

いや、変える。
じゃなきゃ、やる意味がない。
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by marc_keio | 2007-07-08 00:17 | football