「薔薇」と書けなくても、「バラ」になれる。

冨岡エイジは、パイロットになるのが夢だという。

でも、パイロットになるためには、“不整脈の克服”という大きな課題がある。
でもでも、その“不整脈”も今ではエイジの代名詞として活躍し、試合中たとえ不整脈になっても周囲に気づかれずに息を整えて闘っている芯の強さをあわせもっている。
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「どんな欠点にも長所がある」
クライフの言葉である。表面の意味だけをみれば、一長一短の真理を言っただけのことかもしれないが、まさにコーチの仕事とは、“選手に何が足りないか”、“チームに何が足りないか”を見抜き、自覚させる手助けをすることかもしれない。

「指導者とは種を蒔く仕事だ」
と言った人がいた。
医者は処方箋を書いてくれるが、グラマネはプロではない。一流のコーチでもない。グランドの学生マネージャーである。ただ、種を蒔いて、水や肥料を与えて一緒に花を咲かせる面で指導者でもある。

「ディフェンスとは、(ゴールという名の)花を咲かすための土である。」
この言葉はすべての道に通ずる意味で、至言であるのかもしれない。

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最近、練習試合の選手選考のときに考えることがある。いま、必死に愛情こめて花を咲かせることも大切だが、ある程度まで咲いた花をさらに美しく磨くことは至難の業だ。そして、美しい花が咲きみだれる慶應の時代を築くには、たとえ自分が引退してこのチームを去ったとしても、2年後、3年後、美しく咲きみだれてほしい花々の種を、いま蒔くことも大切なのだ・・・と、最近かんがえる。

ただ、花々がもっとも美しく咲き誇るのは、いつだろうか。
桜がもっとも美しいのはどんな瞬間だろうか。

そう、「散りぎわ」である。

今シーズンも、慶應が一部へ行く途上で、もっと困難な局面がやってくるはずだ。そんなとき、美しく散りゆく花々の姿がドラマを生むはずだ。

そして、李さんという人は、そこに賭ける男気を持っている人だと思う。
だから、4年の力が大きいんだ!


「薔薇」と書けなくても、「バラ」にはなれる。
Gland Bloom!
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by marc_keio | 2007-05-24 07:36