朝のリレー

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飛行機に乗ると、
いつも頼んでいたコーラやジンジャーエールが
梅酒(ロック)やウイスキーに変わっていた。

飛行機に乗ると、いつも思い出す詩がある。
谷川俊太郎の『朝のリレー』だ。


 カムチャツカの若者が
 きりんの夢を見ているとき
 メキシコの娘は
 朝もやの中でバスを待っている

 ニューヨークの少女が
 ほほえみながら寝がえりをうつとき
 ローマの少年は
 柱頭を染める朝陽にウインクする

 この地球では
 いつもどこかで朝がはじまっている

 ぼくらは朝をリレーするのだ
 経度から経度へと
 そうしていわば交替で地球を守る

 眠る前のひととき耳をすますと
 どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
 それはあなたの送った朝を
 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ



ヨーロッパまで、8時間。
ジャックダニエルと旅情に酩酊して、ANAの毛布にくるまる。
この旅の終わりは、カルチョの国、イタリア伝統の一戦、ミラノ・ダービーである。
そうだ、この毛布を冷え込むサン・シーロまで持っていこう。

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by marc_keio | 2009-02-19 22:03